昨日一日で690名の新規感染者を出し、国会で承認されたコロナ規制は大臣達の間で荒れた議論の後に受け入れられた。与党からも状況がコントロールされておらず、規制内容の変更は市民に混乱を与え、市場には不安を与えると批判が出ている。
規制の変更内容は、解放空間・閉鎖空間やシナゴーグでは20人以上集まらないこと、結婚式場、バーやクラブでは50人以上集まらないという内容であった。内務省大臣がシナゴーグの規制人数増大を訴え50人まで許可されることとなった。「レストラン、バーやクラブでの感染リスクはシナゴーグより数倍ある。シナゴーグ内では飲食や踊りはなく、マスクを着用してソーシャルディスタンスを遵守して規制を守っている。20人なんてあり得ない」とアリエ大臣は語った。
規制変更が承認されるまでに、ネナニヤフ首相は国会内での意見相違は選挙になるかもしれないとほのめかした。コロナ会議に参加した大臣達によると、首相は会議終了前に一度退席し終了数分前に戻ってきたが、自分の提案への反対に落ち込んでいたように見えたとのこと。首相は「コロナで政治利用しようとしている連中がいる、その結果は一つしかない」と憤慨した口調で語り、机を叩いてそのまま会場から退出した。レストランの規制変更は来週に延期された。