コロナ禍から1年、キブツにボランティアが戻る

 コロナ感染によってキブツへの海外ボランティア計画が凍結されてから1年、アリエ内務大臣はキブツ運動の要求に応え、ボランティアの為に空港を再開することを決定した。

 去年3月にコロナ感染がおこり、キブツ運動はイスラエルへの海外ボランティアの入国を封鎖したが、縮小された形でボランティア計画は継続し、イスラエル国内には少数のボランティアが残っていた。コロナ禍でも興味を持っている人達や、海外からの協力団体から数百件の問い合わせがあり、空港が再開されるのを待っていた。内務大臣へはアロン農林大臣を通じて要求が伝えられ、ボランティアを戻すことに許可が出た。

 残ったボランティアの一人は、アラバーのキブツ・ヨツバタでボランティアをしているブライドン氏だ。「ヨツバタには2020年3月の国境が封鎖される直前に到着し、イスラエルで最初の2週間は隔離で過ごした。しかし昔のキブツの魂を感じることが出来た。一時的なホームとなる予定が、言葉で表すことが出来ないくらい素晴らしいものに変わった。自分が手掛けた庭、食堂の素晴らしい匂い、いつも笑顔の人達。今日ボランティアやキブツメンバーの新しい家族がいる」と語った。

 キブツ運動のボランティア計画は既に50年以上も継続されており、通常では年間800人以上のボランティアを130か国以上から受け入れていた。農業や様々なキブツの労働にボランティアを組み込ませる計画は、現在までに世界中から40万人以上の若者を受け入れている。キブツ運動では、ボランティア後に彼等は「親善大使」として活動し、一部はイギリス首相のボリス・ジョンソン氏のように、上級職に就いた人達もいる。

 アロン農林大臣は、「キブツの農作業に、海外からのボランティアが戻ってくることを祝福する。長い期間政治的にも不安定な時代でも、農業に於ける海外のボランティアの為に国を再開することを内務省に要求し続けてきた。世界パンデミックでもイスラエルへ来ることをボランティア達が望むことは、キブツ運動とイスラエル農業が世界中の多くの若者達を魅了していることの証明である」と語った。

 キブツ運動書記長のニール氏は、「キブツ運動のボランティア計画は、数十年もの間イスラエルの素晴らしい部分を説明する重要な貢献であるシオニスト活動である。キブツとキブツに来た数十万人のボランティアとの間に、離れた後でも長年関係は継続され、彼等の中に最も理想的な形で、イスラエルへの暖かい気持ちと感情を残してくれる」と語った。

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