コロナ禍から始めて:観光客が戻ってくる

 コロナ禍で観光客に対して国が閉ざされてから約2年となる。世界の他の国々とは違い、イスラエルは2020年3月半ばのコロナ禍開始からずっと、観光で海外からの外国人を受け入れることに同意しなかった。明日2021年11月1日からそれが変化する。これも先週木曜日に承認された、観光省と保健省の規制によるものである。

 「今後数カ月間に、この1年半全く無かった海外からの観光客の多数のオーダーを受けた。我々には嬉しいことであり、このことを祝福している」と、ナハリヤのアレーナ・シュトークマン・ホテル責任者のシラン氏は語った。「これが最初のツバメの訪問であり、どんどんと増えて来ることを願っている」と語り、通常ヨーロッパからの観光客が宿泊しているこのホテルで、どのような2年間を過ごしたかを説明してくれた。

 「全ての封鎖命令時には閉鎖しており、それを改装に利用した。私と姉妹達の第三世代によって運営されているファミリー・ブティック・ホテルだ。フライトが許可されることは我々にとっても息が出来る機会であり、コロナ禍以前の宿泊客の60%が海外、40%が国内であったために、観光客が戻ることは嬉しく思う」。

 インバウンド観光エージェント局局長のヨッシー氏は、控えめな表現を使っている。「システムはちゃんと作動していない。提案があるけれども、形になっていない」と語っており、規制は承認されたけれども、観光業界の関係者の間ではまだまだ多大な問題が残っているとのこと。

 「全体をしっかり見る必要があり、1日で2千人までの観光客が許可され、2回目の接種から6か月以内、又は3回目の接種済みの者のみであり、世界でも数少ない観光客となる」と語り、世界各国とイスラエルへの入国政策には違いがあると強調している。「世界の国々ではPCR検査で管理しており、感染者を調べている。我々の政策は前代未聞である」と語った。

 承認された規制に沿ってシステムが作動していない例としては、この記事が出るまで、海外の観光客が入国する数時間前まで、全ての証明書を同期させるシステムが未だ作動していないとヨッシー局長は語っている。「明日到着予定の観光客は、搭乗許可書を発効させるための健康申請書とワクチン証明書を読み取るリンクが動いていないことから、多分空港で足止めされる。まだまだたくさんの問題があるが、まず始めることが素晴らしいことであり、観光業界にとっては大きな告知でもある」。

 厳しい言葉もあるが、この日を特別な日だとヨッシー局長も述べた。「今日は楽観的になることを決めたのは、過去21カ月間こんな気持ちになったことがなかったからだ。始まりがあり、それは数少ない人しか通過できない。子供も来れないので、ファミリーでは入国できず、2回目の接種から6カ月間以上が経過した者は、現地の代理店がグループ隔離の責任者となって、団体旅行でしか入国できないようになっている。まずはこれが開始であり、郊外の労働場所の15%は団体旅行に依存している」。

 「2,300人の雇用者のうち1,000人だけを残した。観光業はイスラエルで6番目の規模の輸出産業である。経済にも致命的な産業であり、観光客が来ることによってノーマルな国であるとの証明書にもなっている。ところで、観光客は我々が母国を愛する以上にイスラエルを愛している」とまとめた。

 確かに国内のホテルや旅行代理店のオーダー数は増えており、海外の観光客の動きが活発になってきている。多くのホテルが近い時期のオーダーに関して伝えている。

 ローコストのワイズエアー社が、今日3本の運航便を再開したことを発表した。「観光規制のお陰で、弊社はミラノ、ロンドンとローマからイスラエルへの運航便を再開し、イスラエル人観光客にも安い値段を提供している」と、ハンガリーの航空会社は通知している。

 例として:ミラノからの往復は110シケルのみ、又はロンドンからの往復は318シケルとなっている。ワイズエアー社のHPで予約可能となっており、Wizzアプリでも可能である。

最新記事

すべて表示

イスラエル国内のクリスマスイベント

ヨーロッパのクリスマス・マーケットを観光する可能性を無くした新しいコロナ変異株により、海外に行けなくて落ち込んでいる人達に、空港から出発しなくても国内で少しでも海外を味わえる記事をここに掲載する。 ◎ヤッフォー 毎年ヤッフォーではハヌカ祭とクリスマスを同時にお祝いし、この町の多彩さを表している。今年もイベントの一部として、時計塔の周りには照明が当てられたハヌキヤ、巨大なコマ、クリスタルで出来た雪玉

観光客入国規制:Q&A

◎イスラエルに現在入国許可される人達は? WHOに承認されたワクチンを、フライトの最低14日前に接種した者、又はコロナから回復した者。これもイスラエル入国の14日前にレッド国に滞在しておらず、イスラエルへの入国が拒否されていない者が条件となる。 ◎外国人入国に承認されているワクチンとは? モデルナ、ファイザー、J&J、アストラゼネカ、コビシールド、シノファーム、シノバック。スプートニク・ワクチンに

過去への旅:イスラエルで歴史的に興味深い道 

◎香料の道:ヨーロッパへのラクダの道のり eBayやアマゾンよりずっと以前に、古代の西洋諸国であったギリシャやローマでは、東方からの製品に興味を持っていた。「香料の道」は、重要な貿易の道の一つであり、アラビア半島南部から地中海のガザの港まで、全長約2千㎞の長さを走っている。この道にこの名前が付いたのは、主にミルラとフランキンセンスのスパイスのお陰であり、ラクダの隊商の背中に乗せて運ばれていた。商品