コロナデータ:国内のワクチン効果率の減少、しかし重症化率は93%のまま

 デルタ株の登場により、コロナに感染する接種者が増加しており、これが数値にも表されている。この数週間で、コロナ感染に対するワクチンの効果率が劇的に減少した。保健省が日曜日に、感染対策チームの会議で発表したデータによって明らかになった。感染に対するワクチンの効果率の減少に対し、入院と重症化率は緩やかになっている。データによると、5月2日から6月5日までの間、最近の感染拡大が発生する以前では、イスラエルでのワクチン効果率は平均94.3%であった。

 これに反し、6月6日のコロナ規制が全て解除されてから5日目から一昨日まで、コロナ感染に対するワクチンの効果率は64%まで激減した。同期間に於ける発症率に関するワクチンの効果率も同様な現象を見せたが、軽症のみであることは指摘する必要がある。

 いずれにせよ、重症化と入院に対するワクチンの効果率は未だに高いままだ。このデータによると、5月2日から6月4日までの入院抑制のワクチン効果率は98.2%であり、6月6日から7月3日までの効果率は93%で、5%のみの減少を記録している。同様の減少が、同期間の接種者の重症化に対するワクチンの効果率にも記録されている。

 これらのデータから、最新の感染率に共有した方向性が見えており、それによると殆どの感染者は接種者でもあったが、これに反して病院での重症者入院率はとても緩やかでゆっくりとしている。保健省のデータによると、先週の金曜日には、感染者の55%が接種者であった。

 「不穏なデータである」と、このデータを見た保健省の感染対策チームの上層部が語った。「ワクチンは感染に対する有効性は低く、軽症である。海外からの帰国者の5日後の検査も強化し、出来る限りワクチンの接種者数を増加させ、免疫疾患者には3回目の接種、又老人への3回目の接種も考慮する必要がある」と語っている。

 最初の予想に反し、チームの会議では免疫疾患者に対する3回目の接種に関して明確な決定は下されず、この過程に対するチームメンバーの殆どが基本的に支援しているが、少人数の研究枠内か、又は保険会社を通じて接種を継続するかが検討されている。また全対象者に対して3回目の接種をすることに関しても決定は下されていない。感染対策チームのメンバーは、免疫疾患者に関し、「殆どが接種させることを納得しているが、これは複雑である。免疫疾患者全員が同じ状況では無いからだ」と説明した。

 ナフタリ首相とニッツァン保健大臣は、3回目の接種に関する会議を持つ予定で、火曜日にはコロナ閣議が幾つかの規制の可能性に関して会議を持つ。人数制限の再発効も考慮されているが、制限数が不明確であり、これも近日中に決定される模様である。またナフタリ首相が語ったように、何らかの形でグリーン規制が戻る可能性もある。それ以外にも子供達の集合人数規制も考慮されており、室内でのイベントには10人までの子供達という規制になりそうだ。

 「ブースター」としての3回目の接種に関しては、対策チームの会議で話し合われたが、前述のように決定は無かった。保健省とその他の関係者が、首相と保健大臣と共に話し合う予定になっている。コロナ閣議が総理府でもたれる予定でもある。今回が2回目のコロナ閣議となり、参加者はイスラエルでの感染拡大に関して話し合い、規制再発効の可能性もある。また濃厚接触者となった子供達の両親の隔離も義務付けることが考慮されており、子供達へのグリーン規制の有効化も話し合われるが、何故なら成人の方が新しい変異株に対してセンシティブであると見られている。

 保健省では先日、292人のイスラエル人が新規陽性者として判明し、約3万7千件のPCR検査に対し陽性率は0.7%であった。保健省のデータによると、現在63人の感染患者が全国の病院に入院しており、34人が重症者、16人が呼吸器付となっている。

 多くの都市部では、新規陽性者の半分以上が教育施設で感染した子供達になっている。例えばクファルサバでは167人の現在感染者数のうち153人(91.6%)が子供達、ラムレでは55人中45人(81%)が子供、ネタニヤ76人中52人(68%)、モディイン84人中47人(56%)、リッション・レツィヨン69人中38人(55%)、ヘルツリア132人中70人(53%)、テルアビブ294人中146人(49%)、ペタフティクバ129人中64人(49%)となっている。

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