エンゲディのプールからゴルダ・パークまで

 アラバー(荒野)のキブツ・ケトゥーラで育った。強い思い出に残っているのは山脈だ。朝に山、夜に山、いつもそこに合って周りを安全に囲んでくれている。家族はキブツを離れ、オファキームとベエルシェバの間にあるアシェル・ハナシー村に移った。少女であった自分にとってベエルシェバは大きな都市に見え、テルアビブはより巨大で楽しい都市であった。バスや電車で遊びに行っていたのを思い出す。しかしベエルシェバが自分の生活の中心となり、もし以前いつかこの町を離れると考えていたとしても、この町が私と共に成長して一番好きな街へと変わっていった。この町は今日多くの人達が好きな街でもある。その周りにはネゲブ砂漠があり、毎回気分転換で心を洗いたい時に最適な場所には不足していない。

エンゲディのプール

 エンゲディは南部で最も美しい場所の一つである。陥没穴に囲まれた砂漠のオアシスで、近くには死海もある。エンゲディのプールは、この場所の最高傑作だと思っている。天空にまで届くような山に囲まれた場所で水に飛び込み、心が開けて軽くなることが可能な場所なんて他に何処にあるだろう?物凄い熱気でも常時呼吸は出来る。全てがシンプルであり、プールを楽しむことだけで充分だ。アトラクションも騒音も無い、良い水、素晴らしい山の景色、緑一杯のキブツが全てだ。

カパルチュカ

 アラッドにある小さいピザ屋さんは、知る人ぞ知る名店だ。生地はパリッとしていて美味しく、製品はいつもフレッシュで質が高い。主にラマット・ネゲブで製造されている「ミドゥバル」ワイナリーのワインも楽しむことが出来る。確かに乾燥地帯は現地のワインにその品質を与えるが、この小さいレストランでは何も乾燥していない。メニューは殆ど変わっておらず、これが欠点なのかも知れないが、このピザ屋さんにはがっかりしたことがない。マッシュルーム・ピザ、マスカルポーネ入りビアンカ・ピザ、スライスしたアーティーチョークのカルパッチョ、リンゴとゴルゲンゾーラのスペシャル。複雑な物はなくサープライズもないが、全てが決まっているから余計に良い。アラッドのお店で自分はベエルシェバ在住だが、自分の近所のピザ屋さんに行くような気分になる。エンゲディのプールで泳いだ後にここを訪問し、泳いだ後の方がより美味しく感じられる。

◎ベエルシェバ旧市街のドリンク

 ベエルシェバの旧市街は、自分が最も好きな場所の一つだ。昔現地の文化好きなグループと一緒になり、スミランスキー通りフェスティバルを立ち上げたことがある。それ以来このフェスティバルを市役所が主催することとなり、夏の決まった行事となった。それ以来この通りが旧市街で大好きな通りとなり、時間の経過と共に「ローラ・コーヒー」喫茶店が開業し、バーや大学の近くにあった「アシャン・ハズマン」もここに移転した。

 「カパラ」はこの地域の老舗バーの一つで、この通りの一店舗となっている。過去にはここにレストランがあったが、生き残ることが出来なかった。しかしカパラはSNS上でも有名になって成功し、旧市街の最もロマンチックなバーとして残っている。ここからそう遠くない場所で、旧市街のセンターであった歩行者天国に、「メシェク」と「ファーラ」が開店した。シンプルな場所にある小さいバーで、いつも心地よいお店である。どの店も少しだけテルアビブ感があるが、テルアビブと違って次の店を探す必要はなく、良い店には客はまた訪れる。

コーンメル・ファーム

 お気に入りのヤギチーズの農場。窓の近くに座り、ラマット・ネゲブの明るい黄色い景色を臨みながら砂漠の音楽を感じる。子供達を連れてこのファームを何度か訪れたことがあり、子供達は食べ物以外の砂漠の石や景色に興味を示していた。このレストランでは、ファームで製造している高品質のヤギとヒツジのチーズをベースとしたメニューが楽しめる。ガーリック・チーズとミントで一杯のピザやマフィン、チーズの水で漬けたキュウリ、ヨーグルト飲料やハチミツ入りヤギ・ミルク、最高なのは軽いパンとバターを添えたチーズ・プレート。子供達はバラ水入りヨーグルトが大好きだ。

◎キブツ・レビビーム付近のゴルダ・パーク

 この場所は湖のお陰で好きになれる。砂漠の水源はいつもアトラクションだ。砂漠が大好きな人達のみが知っている、数㎞も歩かないと辿り着けないネゲブの秘密の水源ではない。皆が知っているけれども秘密でミステリーなのだ。しかしゴルダ・パークの湖は、ピクニック用に立ち寄ることが出来る。レビビーム川が隣にあり、パークのど真ん中に湖があって、日陰にマットを敷いて好きな人とハグするのも良い。コーンメル・ファームから持ってきたチーズ・バスケットでピクニックするのも楽しい。

クナアニヤ

 スデー・ボケル・カレッジには、一番の友人が住んでいるから好きな場所だ。彼女はもうテルアビブへ引っ越し、その次には北部に移ってしまった。しかし彼女もいつも南に戻りたがっているのは知っている。彼女と一緒にベングリオンの墓から夜中の荒野を展望するのが好きだった。夜中の砂漠は海のように見える。商業施設は時と共に変化し、今日子供達を連れて現地へ行くのは、野生ヤギを見て、商業施設の隣にある公園で遊び、そこからクナアニヤに行く。肉や乳製品のグルメ・サンドイッチ(組み合わせも可能)、自家製スイーツなどを楽しめる喫茶店だ。芝生に座り、子供達と野生ヤギを見ながら食べるのは心が和む。

◎(アシュドッドの)ベエルシェバ・ビーチ

 アシュドッドのベエルシェバ・ビーチが一番好きだ。イスラエル全国のビーチの中で最も好きなビーチでもある。このビーチは他の場所とも相似しており、子供達の遊び場、移動式図書館、それに綺麗な海岸の砂。これだけあれば十分だ。

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