エルサレムのジムナシア高校での感染者数が上昇している。現時点で感染した生徒と教師の数は141名、全校生の10%近い人数となっている。教師達も含め全校生徒は6月9日まで隔離となった。
この学校に勤めている教師の子供が感染し、子供が通っている幼稚園児達も隔離となった。学校や幼稚園で感染したケースはエルサレム以外に14都市で確認されている。
他の学校でもクラスター発生の懸念があり、生徒によると校門で常時検温していないことも判明している。また他の生徒によると2時間もマスクを着けたまま勉強することは不可能であり、教室に30人いる状態ではソーシャル・ディスタンスも守れないとのこと。
現状に不安な両親は子供を通学させることを拒否し、オンライン授業を優先しており、今回の学校再開は早すぎたと批判している。
激減していた感染者数はこの数日間で悪化した。エルサレム市で5月全体で感染した数は358名、この中のほぼ半数はこの3日間で感染している。
感染者数が増加しているにも変わらず、保健省では学校を閉鎖しない現状維持を推薦しており、市民に対しマスク着用などの規制を保守するように要請した。
感染者数:17,071名
回復者数:14,792名
重篤患者:33名
死者 :285名