エジプトの歌手で俳優であるムマハッド・ラマダン氏が、イスラエル人の歌手であるオマル・アダム氏との写真が原因で、週末にソーシャルネットワークで嵐の中心となった。UAEの記者の隣で抱擁している二人の写真が、「アートは調和をもたらす」という題名で、アラビア語のイスラエル公式ツイッターで発表された後のことであった。
ムハマッド氏は1千5百万人のフォロワーがいる自身のインスタグラムで、「一人一人の国籍、カラー、アイデンティティを私は問わない」と書いたが、それも火を消すことが出来ず激しい批判を受けた。「ファンを失った」、「アラブとイスラムの土地を2万2千平方キロメートル以上奪った連中を代表する者と写真を撮り、奪った場所をイスラエルと呼んでいる。現在も将来も地理的にこの場所はパレスチナである」などと書かれている。
それ以外にも「無正常化」、「パレスチナ人はあなたをフォローするべきではない」などと書かれている。オメル・アダム氏は自身のインスタグラムに写真を載せ、エジプト人を友達として追加したが、ムハマッド氏は写真を載せていない。
これらの非難コメント以外に、エジプトでも重要な役割があり、有名な俳優のアシュラフ・ザカイ氏は、ムハマッド氏とオマル氏二人の写真を非難し、法的な手段に出る可能性もあるとほのめかしている。「ムマハッド氏に対する罰則を明確にしてから法的手段を講じる」とも伝えている。
これらの騒ぎの後でもオメル氏とイスラエルのアラブ語公式ページからムハマッド氏との写真を取り下げていない。イスラエル人歌手もこの騒ぎに関しては「ノーコメント」と伝えている。