インド、トルコ、ウクライナからの「最小限の外国人」

 インド、エチオピア、ウクライナ、トルコ、メキシコ、ブラジルと南アフリカ。これらが保健省が厳しい渡航警告を発する予定である国々のリストであり、これらの国々の感染レベルが高く、これらの国々から到着する乗客によってイスラエル国内に新しい変異株が侵入する懸念がある。

 また世界で最も感染が酷い国となった、インドからの外国人入国には個別に関連した文書があることも判明している。コロナ総責任者のナフマン教授が署名した文書には、直ちに実行する詳細な対応リストが記されている。これらの対応はネタニヤフ首相によって承認されたが、閣僚達の承認も必要とされている。

 この手紙に於いて、インドからの外国人入国は最小限に止め、その責任は人口局と外務省にあるとしている。またインドから来る外国人労働者達は、10日間(PCR検査によって短縮する可能あり)のホテル隔離に入ることも要求される。また同文書内には、インドからの外国人労働者の人数制限を決める必要があるとも記されている。インドから来る外国人学生もホテルでの強制隔離が必要になると記されている。

 これらの対応は、ワクチンにある種の耐性を持つ恐れがある、新しい変異株がイスラエルへ侵入する懸念が背景となっている。ネタニヤフ首相は一昨日、ワクチンの課題検討後に開いた記者会見で、この懸念に関して語っている。「我々の成功は世界的だが、完全に食い止めた訳ではない。いつでも新しい変異株によるサープライズはある」。

 また「これらのサープライズへの対策の一つは、我々の外部膜を強化することだ。その為に長い話し合いを持ち、保健大臣が様々な可能性について語り、諸外国との外交関係に関しても話し合った」とも述べた。ユーリー保健大臣も、一昨日の記者会見で変異株に対する懸念を述べた。特定の国々からの「隔離強化」の可能性が検討されていると語ったが、どの国かは明確にしていない。「寝不足になる原因の一つは海外からの変異株侵入に関してだ。サッカーや劇場に何人入るかではない」と語っている。

 インドからの乗客に専念しているのは、世界中でも懸念が高まっているインド変異株のせいであり、ワクチンに対する耐性があるかまだ証明されていない。先週金曜日に保健省は、イスラエルで初めてこの変異株が発見されたことを発表し、全員未接種者で海外から帰国した人達であり、ランダムに選ばれたサンプルの遺伝子配列検査で識別された。

 未だワクチンへの耐性への証明はされていないが、インド変異種はカリフォルニア変異株にも以前発見されており、人細胞への付着力を強化するタンパク質エンベロープを有しており、ウイルスの感染力を増加させている。

 この変異種は現在、インドの最も深刻な感染地であるマハラシュトラ州で猛威を振るっている。イギリスのガーディアン紙の発表によると、インドの金融資本首都ムンバイがあるこの州では、感染ケースの約60%がこの変異種であり、B.1.617と呼ばれている。

 世界で2番目に人口が多い国であるインドには14億人が住んでおり、先週は感染者数が1千5百万人以上となり、アメリカに次いで2番目となった。インドでは毎日20万人以上が感染しており、公式に発表されている1日の死者数は2千人以上となっている。想定ではこのデータは一部であり、実際の感染者数や死者はもっと多いと考えられている。

 世界で感染が酷い国の一つがブラジルで、渡航警告のリストに載ると予想されている。昨夜ブラジルでは1日で3,321人が死亡し、累積死者数は37万8千人以上にまで達してアメリカの次に世界で2番目となった。ブラジルでの1日の感染者数は6万9,381人にまで達しており、現在感染者数は1千440万人でアメリカとインドの次の世界で3番目となっている。ブラジルでは特に感染力が高い変異株のP1が猛威を振るっている。

 メキシコも渡航警告に追加される予定で、コロナから大きな打撃を受けている。この国では累計230万人以上の感染者が判明しており、21万3千人以上が死亡した。ただし実際のデータは公式のものより更に多いとされている。政府も感染者数はより多いと認めており、公式データより60%も死者数が多い個別のデータも発表されている。一昨日同国の保険当局は、1日の新規陽性者数は4,262人で、死者は582人であったと報告している。

 エチオピアもリストに載せられるもう一つの国と予想されており、1月から感染者数が段々と上昇し、4月にはピークが記録され、1日で2,300人以上の新規陽性者が報告されている。しかしここ数日間で、同国内での新規陽性者数が減少していることが記録された。エチオピアでは現在累積感染者数が24万5,155人で、死者は3,439人となっているが、世界での発展途上国と同様に、公式データより実際の数値は高いと想定されている。

 ウクライナもヨーロッパ諸国と同様に、現在重大な感染の波を経験している。昨日保険当局は、1日の新規陽性者数が1万2,162人で、累積感染者数は約2百万人に近づいていると発表した。24時間で429人が死亡し、合計死者数は4万796人となっている。

 トルコでも感染の波が起きており、保険当局は1日の死者が362人の最多であったと報告した。トルコの公式発表によると、合計死者数は3万6,975人となっている。24時間で6万1,967人の新規陽性者が確認され、累積感染者数は440万人以上となっている。トルコは現在、1日の平均新規陽性者数では世界で4番目となっている。感染悪化を背景にエルドアン大統領は一連の制限を課している。その中には、毎晩19時から翌朝5時までの夜間外出禁止令や週末の完全封鎖実施が含まれている。

 南アフリカでは、正式発表によると、この数カ月間で感染レベルが大きく減少し、1月では1日の感染者数が2万人近くになっていた。現在1日の平均新規陽性者数は、ロイターによると1,200人となっている。

 減少に反し、南アフリカに対する懸念は南アフリカ変異種である。以前発表されたイスラエルの研究では、この変異株はファイザー社製ワクチンの2回接種の免疫を、ある程度突破することに成功している可能性が発見されている。研究者達はこの結論を限定し、現段階ではワクチンの効果性の低下率を正確に推定することは不可能であるとも述べている。どちらにしても彼等の想定では、ワクチンの効果性に劇的な減少はないとしている。

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