イヤールの月(4~5月)シャクヤク、ユリとガリラヤ湖の景色

 二週間しか花咲かない野生シャクヤクと白ユリとアルベル山の魅惑的な景色コース。これがイヤールの月にお勧めの観光スポットだ。イスラエルの春は短いが、最後の方でイスラエルの最も特別な二種類の花が咲き良い後味を残す、この時期で最後の花旅行を提供してくれる。景色が黄色く色染まる寸前に、アルベル山の展望台に行くことをお勧めする。

●二週間のみ。珍しい野生シャクヤク

 野生シャクヤクはイスラエルで最も美しく珍しい花の一つであり、春の最後の方で開花するが二週間しか花咲かない。このシャクヤクはメロン山自然保護地区のみでした見ることが出来ず、クジーブ川の上流にある水場の近く、主にヒレル山の北側の斜面に生息している。その場所でも少ししか花咲いておらず、毎年少量の花しか開花しない。

 巨大シャクヤクの花は直径約10センチにまで達しワインのような紅色で、花の中央に沢山花粉が付いた黄色い突出物がある。

 野生シャクヤクのことを、「遠くの山々」にしか咲かない特効薬とされた赤い花に関した寓話、「ゴールデン・ハート・フラワー」にインスピレーションを与えた花だと考える人もいる。別の話では、シャクヤク古代伝説の中で恐ろしい吹雪に巻き込まれた恋人たちを救助したとされており、最も重要なのはその美しさが珍しい花であったことだ。

 シャクヤク以外にヒレル山のコースでは、この時期に最低8種類の野生ランを見ることができる。イタリア・ラン、ガリラヤ・ラン、クゲヌマラン、リモドリム・アボーティブム、アナトリア・ラン、三つ歯ランなどだ。またそれ以外にこのコースには、ヤッキントン・シラー、シクラメンなど、この時期に花咲く多くの花が見られる。


●アルベル山からガリラヤ湖への素晴らしい景色

 アルベル山はイスラエルで最も美しい景色が展望できる場所の一つである。山はガリラヤ湖に隣接し、約390mの高さがあり、ゴラン高原、ヘルモン山やガリラヤ山脈も展望できる。素晴らしい景色以外に、この場所では幾つかの興味深いトレイルがあり、一部は誰でも歩ける軽いコース、一部は健脚な人用の難度が高いコースとなっている。

 年中美しい崖になっているが、特に春の季節に訪問することをお勧めする、崖の山頂が植物の緑色と花の色で覆われているからだ。山頂には三か所の展望台がある。ガリラヤ湖正面展望台ではガリラヤ湖とゴラン高原南部が展望できる。ハハルーブ展望台ではガリラヤ湖、ゴラン高原、ヘルモン山と上部・下部ガリラヤ山脈の東側。ニタイ山展望台ではアルベル山の北側にそびえ立つニタイ山が展望できる。アルベル山山頂のコースは簡単で、駐車場から三つの展望台がある山頂まで続き、全く違う景色を見ることができる。

 挑戦したい人及び健脚な人は山頂から下る途中で違うコースを選ぶことができ、レバノン南部とイスラエル北部を17世紀に支配していたドルーズ人の首長パッハー・ア・ディンの息子、アリー・ベックによって建設された崖のど真ん中にあるアルベル要塞まで行くことができる。この要塞は既に崖に合った洞窟をベースに建設されており、それらの洞窟はヘロデ大王と戦ったガリラヤの熱血党が西暦37年に立て籠った場所である。

●白ユリ、春の最後の花旅行

 白ユリは、世界で最も美しく愛されている花の一つであるが、起源は野生種であることを誰も知らず、イスラエルの自然にも野生種が存在していることも知らない。イスラエルで最も珍しい野生種の花の一つであり、カルメル山、メロン山自然公園とクジーブ川自然公園の数か所にしか花咲かない。

 ユダヤ教の伝説によると、この花は「雅歌2:2」に記されている「いばらの中のゆりの花」として知られており、季節の花がほとんど開花を終えた時、辺りが黄色く染まった時の春の最後にこの花は開花する。研究者達は、この珍しい花がダビデの星のユダヤ人のデザインと属性のインスピレーションを与えたとさえ主張している。

 キリスト教徒にとっては、白ユリはイエスの母であるマリアの処女(純白性)を表している。キリスト教の伝説によると、天使ガブリエルがマリアに妊娠したことと神の子を産むと告げに来た時に、天使が彼女に白ユリを手渡した。その伝説から英語では「Madonna Lilly」と呼ばれている。

 キリスト教のシンボルとしてのこの花の重要性は、ヨーロッパからやってきた巡礼者達によるイスラエル国内の白ユリの乱獲を起こし、十字軍時代にはクジーブ川周辺でも行われていた。その為に20世紀初頭には、以前広く分布していたこの花も絶滅してしまい、植物学者であったアハロン・アハロンソン氏が国中を探したが一つも見つからなかった。

 幸運にもこの花は、巡礼者達が入れなかった困難な自然地域に生き残っていた。一つはクジーブ川のケレン・バルトットであり、素晴らしい開花以外に、ここのコースではモンフォール要塞の素晴らしい景色が展望できるようにもなっている。

最新記事

すべて表示

全国の特別ブティック・ワイナリー

ワイナリーへの訪問は、過去数年間で盛んとなり、コロナ禍では一般公開したワイナリーの数も増大した。全国の数百か所のワイナリーを訪問することが可能となり、全部にビジターセンターや、ブドウ畑の視察などがある訳でもないが、片手に素晴らしいグラスワインがあれば、それ以上望むものはない。 何処から訪問を開始し、本当に特別はワイナリーとは?北部から南部まで、グラスワイン以外にも提供しているワイナリーを紹介しよう

上級者用シナイ半島

シナイ半島は自分が好きな渡航先の一つで、とても近く、安く、景色も体験の見返りもある。陸上の国境(タバ国境)であるために、シナイ半島が海外だと忘れてしまいやすく、パスポートと海外旅行保険を忘れないようにしないと、ウニを踏んで怪我をしても誰も賠償してくれない。国境使用税はイスラエル側とエジプト側でも支払う必要があり、国境を越えた直後から安堵感がある、のんびりした全く違う世界へ移動できることを確約する。

EUがイスラエルのグリーンパスポートを認証:「航空業と観光業への緩和」

イスラエルとEUは、15日午後にイスラエルとEU諸国内で発行されているワクチン証明書の相互認証契約書にサインした。保健省と外務省の共同声明によると、この契約書のテクニカル的な部分は10月初旬までに完了し、イスラエルのグリーンパスポート保持者が、ヨーロッパ各国のコロナ規制に沿って、現地のグリーンパスポートを取得してレストラン、文化センター、公共施設などへの入場が可能となる。 EU諸国以外に今回の契約