イスラエル軍推奨:カタールの支援金は、直接ハマスに手渡されないようにする

 軍事作戦が終了し、アビーブ参謀長官はハマスへの姿勢を変更する。参謀長官は今後政府上層部に対し、ガザ地区内復興目的のカタールからの支援金、又はその他全ての支援のルート変更を強制することを推奨している。

 軍の推奨によると、支援金はガザを実効支配しているハマスに直接手渡されるのではなく、パレスチナ当局を通じて行われ、市民へ直接手渡される特別な方法を作り上げ、テロ組織を強化させないこととしている。このようなプロセスは、ハマスが支援金を新しいトンネル建設費や、ロケット、無人機や海軍コマンドー部隊への新しい能力購入に使用していた事実から不可欠となっている。このテーマはとてもセンシティブではなるが、軍隊では将来再度軍事行動が必要になったとしても、現状がこれを義務付けるものだと理解している。

 軍の推奨により、ネタニヤフ首相は支援金をパレスチナ当局を通じて送金、整備などの政策を継続することは困難になるのは明確である。これはネタニヤフ首相の考え方である、パレスチナ当局の弱体化とハマスの強化と矛盾しており、最終的にイスラエルがどう動くのかを見るのは興味深い。

 また参謀長官は政府上層部に対し、全てのロケット攻撃、迫撃砲攻撃や火炎風船に対しては、全力で報復攻撃することを推奨している。そうすることで参謀長官は、ガザからのテロ活動を含んでいた、今日までのイスラエル軍の方程式を変更させることを要請している。この政策はガザからの報復攻撃を呼ぶ恐れがあるため、最初に発射されるロケット攻撃から開始すると思われる、ハマスへの数日間の戦闘作戦を準備するよう参謀本部に指示を出している。イスラエル軍では今回の軍事作戦により、ハマスでは日数が経過する度に受けた打撃の深さと、戦闘能力の欠如の大きさを学ぶであろうと予想している。

 ハマスの戦闘意思を見抜けなかったという諜報部に対する批判に関しては、イスラエル上層部では1か月前にハマスリーダーであるイェヒの攻撃的路線は確認していたと伝えている。イスラエル軍スポークスマンは、軍事作戦開始2週間前にハマスに対して攻撃的に活動するよう参謀長官が推奨したが、政府上層部ではこの推奨を受け入れなかったとのこと。イスラエル軍ではハマスリーダーの姿勢が変化したのは、内部での選挙で敗退しそうになった時からだと指摘している。

 昨日(土曜日)は、ベニー国防大臣が「ムハマッド・ダフとイェヒ・シンバールは標的になっている」と公言した時にも関わらず、イェヒは隠れ場所から初めて外出し、遺族を慰問した。大きな疑問はこの2人が今後も特権を得られるのか、又はイスラエルが最初のチャンスで殺害するのかである。ハマスではもしリーダーの1人でも暗殺されれば、戦闘再開の理由になると脅迫している。

 ベニー国防大臣は自身のツイッターで、「停戦後も彼等に流血の責任がある。軍事作戦の数週間前に起きたこと、軍事作戦前夜に起きたこと、エルサレムへイスラエル国内へのミサイル攻撃が再度起きることは絶対に許されない」とツイートしている。停戦後でも暗殺の標的になるのかとの質問に対しては、「敵の誰にも、何処に居ようが特権は与えない」と答えている。

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