トンネルの先の光。イスラエル博物館が4百万ドルの寄付金を得て再開することとなった。保健省が再開を許可したにも関わらず、経済的理由で3月から現在まで閉鎖されていた。今回の寄付により再開が可能となり、約400名の従業員の減給も不必要となった。
「イスラエル博物館へ特別な寄付をすると通知した、アメリカの博物館支援者達のお陰で博物館を直ちに再開することが可能となり、従業員の減給も不必要になったことをここに喜んでお知らせします」と博物館館長のイド教授は語った。「我々はアメリカのイスラエル博物館フレンドリー協会に対し、当博物館への限りない支援に対し感謝します。これはイスラエルの文化と芸術への信頼の証であり、心から感謝しております」とも語った。
コロナ感染で3月から文化施設が閉鎖されたが、テルアビブ美術博物館、エレツ・イスラエル博物館などは既に再開し、イスラエル博物館だけが閉鎖したままで従業員は6月末まで無給休暇に出された。今週初めに博物館の外で従業員のデモが起き、経営陣は博物館を閉鎖している期間の給与を支払わないことで数百万シケルの経費を節約し、従業員を人質として残していると訴えていた。