イスラエル南部のお勧めワイナリー9か所(後編)

カドゥマ・ワイナリー、クワル・ウリヤ

 カドゥマのファミリー・ブティック・ワイナリーは2010年に設立され、ワイン製造過程の一部で巨大な陶器製の壺を使用しているイスラエルで唯一のワイナリーである。ワイナリーは古代の製造方法と、最新の技術と最先端のノウハウとを組み合わせ、古代にイスラエルと世界で使われていたワイン製造技術を最新化させている。

 このワイナリーは世界中のサイトで行われた調査に沿って、イスラエルのシニア・ワインメーカーであるハダス教授の協力とアルカディ学者のデザインで設立された。ワイナリーで製造されている全てのワインは、ジョージアから輸入した現地アーティストによって製造された、伝統的な巨大な陶器製の壺の中で発酵と醸しをさせている。

 ワイナリーはユダ低地のクファル・ウリヤにあり、聖書時代からワインとブドウ畑の高い品質て知られていた場所である。古代のワイン工場があった場所にワイナリーが建設され、付近で行われた発掘ではビザンチン時代、ローマ時代とハスモン王朝時代の居住区遺跡が発見されている。

 コロナ禍ではワイナリーの敷地内に入ることも出来ず、見学もテイスティングも行われていない。しかしそこから数分行った場所にハナシー・フォーレストがあり、そこでマットを広げて自然の中での一日を楽しむことが出来る。

事前予約電話番号:054-9195156

HP:https://kadma-winery.business.site/

(ヘブライ語のみ)


ロッタ・ワイナリー・ファーム

 アーティストでワインメーカーであったエレズ・ロッタ氏によって2004年に設立された数少ないファームで、「ラマット・ハネゲブのワイン・ロード」プロジェクトの一部となった。現地で製造されている素晴らしいワインの他に、ファームの敷地内にある石像パークを楽しむことが出来る。

 このファームのブドウ畑はハルーツァ砂丘に作られ、現地で活動していたナバテア人の農地であった古代の段々畑の遺跡の上に作られた。このブドウ畑のブドウはオーガニック栽培されており、地中海の海水を淡水化した水を灌漑用水として使用している。この場所で栽培されている品種はメルロー、アレキサンドリア・マスカット、シラーズとカベルネソーヴィニヨンで、ロッタは年間約1万本ワインボトルを製造している。

 ファームの見学とテイスティングの事前予約可能で、砂漠のど真ん中で製造されているワインの素晴らしい味見を楽しめる。見学は約1時間でブドウ畑の見学も含まれている。

 ロッタ・ワイナリー・ファームは222号線に位置し、キブツ・レビビームの近くで、ベエルシェバから車で約40分の距離だ。ワイナリーの近くにミツペー・レビビームがあり、1940年代に建設された展望台になっている。他にオリーブ畑やゴールダー・メイール・パークに立ち寄ることもお勧めで、ワインを片手に持ちながらタリー展望台に上ることをお忘れなく。

事前予約電話番号:054-4968703

HP:http://www.rotawinery.co.il/

(ヘブライ語のみ)


ネオット・スマダル・ワイナリー

 キブツ・ネオット・スマダルのワイナリーでは、キブツで栽培したブドウからオーガニック・ワインを製造している。ここで特別なのは、キブツのブドウ畑はイスラエルで最南端に位置している畑である。

 荒野の厳しい条件である少ない雨量と塩性土壌が、特殊で素晴らしい味のブドウを製造し、それから作られるワインも同様である。ネオット・スマダルで栽培されている品種は、カベルネソーヴィニヨン、キャンリー・マスカット、ソービニヨンブランとシラーズだ。ワインは野生の酵母だけでナチュラル・オルガニック過程で製造されている。

 ネオット・スマダル・ワイナリーはキブツ・ネオット・スマダルにあり、エイラットから車で45分行った場所だ。この付近には長さ15kmのヤアロン川があり、徒歩や4WD車や自転車の旅行に適している。この場所のアトラクションは球根岩で、丸い古代の岩が転がっており、その近くにマットを敷いて砂漠の自然を満喫するのも良い。

事前予約電話番号:054-9798962

HP:https://neot-semadar.com/?lang=en


ハヤム・ハアドム・ワイナリー

 このワイナリーは、ウーリー氏によってシェケフ村に2002年に設立された。この村から彼が住んでいるエイラットまでの距離が、ワイナリーとの連絡を取るのを困難にし、2006年に色々と悩んで考えた末に、ワイナリーをそのままエイラットに移転させることを決心した。今日ハヤム・ハアドム・ワイナリーはイスラエルで最南端のワイナリーでもある。

 移転時にウーリー氏はカルメイ・ヨセフ村のタル農場をブドウ供給元と決めた。収穫時になるとウーリー氏はエイラットから農場まで行き、夜中にブドウを積んでエイラットまで戻って来る。そこからウーリー氏のワイン製造は長い過程を通ることになる。彼のワインは主にカベルネソーヴィニヨン、メルローともう一品種は彼が毎年変えており、サンジョベーゼ、プティシラー、カリニャンやシラーズなどの新しいサプライズを毎回ワイン愛好家は探すことが出来る。

 ロデッド川、ヨアシュ山やエイラットの紅海海岸でピクニックの素晴らしい可能性が待っており、エイラットまで行く価値がある。

事前予約電話番号:052-2704704

Facebook:https://www.facebook.com/RedSeaWinery/


最新記事

すべて表示

鉄とカルシウムの爆弾:ひよこ豆(フムス)を食べる健康上の理由

ひよこ豆について、かなり決定的な意見を持っていない人は、イスラエル、そして恐らくこの地域全体に誰一人いない。しかしひよこ豆がこれほどまで愛される料理になる前に、何よりもまずマメ科に属する穀物である。 マメ科に属している仲間と同様にフール、白、白大豆、小豆、エンドウ豆、レンズマメ、大豆、ひよこ豆もさやの中の種として成長し、花は紫色である。 マメ科の植物は、栄養豊富で健康効果がある為に、スーパーフード

ナザレでお勧めの店

市場のお店の一部には明確な住所がないが、現地の人に聞いてみるか、お店に直接電話して道順を聞いてみるほうが、市場で迷子になるよりかは良い。いつでもアラブ人の料理はお祭りのような食べ物だが、ラマダンの断食の終わりを示すイフターの食事では、もっとお祭り騒ぎとなる。 ◎儀式のような食事 ナザレのラマダ・オリビヤ・ホテルのメインシェフであるラミ氏は、既にメインシェフとして4年勤めているホテルのレストラン「サ