イスラエルで接種した妊婦の数

 妊婦の感染重症化による保健省の呼びかけにより、多くの妊婦が接種を希望している。現在までイスラエルでは約2万人の妊婦が接種済みである。メウヘデット保険会社では妊婦全体の37%が接種済み、クラリット保険会社では33%、マッカビーでは32%となっている。現在でも既に数千人の妊婦が接種の予約済みだ。クラリットでは接種済みと予約済み含めて14,700人、マッカビーでは5,869人の接種済みと1,241人の予約済み、メウヘデットでは5,740人が接種済み、レウミットでは1,000人が接種済みである。

 世界と比べると世界で最多の妊婦接種数である。アメリカでは約4千5百万人の接種者のうち、妊婦はたったの1万人となっている。

 今回妊婦が接種会場に押し寄せたのは、保健省がイスラエル産婦人科学会及びイスラエル母体胎児医学会と協力し約1か月前に発表した文書内で、妊婦に対して接種を受けるように呼び掛け、ファイザー社とモデルナ社の接種による世界とイスラエルで累積した全ての情報により、母体と胎児には安全であると決定したことによる。この文書は約10人の妊婦が重症で入院した結果発表された。いまだに一部は瀕死の状態で呼吸器をつけられている。ファイザー社とモデルナ社は、自社の研究には正式には妊婦を含んでいなかったが、一部の対象者は実験中に本人も知らずに妊娠しており、何も問題は発覚しなかった。

 この文書内ではまた、イスラエルでワクチン接種作戦が開始して以来、流産数の増加は無く、妊娠中に発見された胎児の異常性の数にも影響が出ていない。またワクチンが女性の不妊を起こすような仮説の根拠も見つかっていない。またこのテーマに関して実施された研究によると、感染した妊婦で健康的なリスクや持病がある場合の女性が、妊娠していない女性と比較すると特にリスクが高いと文書に書かれている。集中治療や呼吸器を必要とする合併症へのリスクだけではなく血液凝固障害もある。他の調査結果では、早産のリスク又は新生児の入院の必要性があったことも示している。この理由により、不妊治療の開始以前と妊娠以前のワクチン接種が推薦されている。

 母乳育児中の女性に関しても言及があった。彼女たちも実験対象ではなかったが、専門家達は、母乳育児中の女性への接種で乳児へのリスクは発見されておらず、これも他の感染病に対するワクチン接種の経験を基本としており、ワクチンの活動メカニズムでは実際にはウイルス粒子が含まれておらず、ワクチンが筋肉から乳児へ移行するという可能性もほぼ無いという事実に基づいている。

 アメリカ疾病対策センターとWHOなどの海外の団体も妊婦へ接種するよう呼びかけている。アメリカのコロナ総責任者のアントニー医師は、アメリカで今週は約2万人の妊婦が接種を済ませたと報告している。

 「私は妊婦全員に接種するよう推薦している」とメイール病院産婦人科専門家で母体胎児医療ユニット責任者であるタル教授は語った。「私のケアしている妊婦の殆どが接種を受け、何一つ問題は起きていない。接種後に合併症が起きた報告も無い。世界中で接種を受けた数万人の情報が累積されているが、母体と胎児にダメージがあったという報告は一つもない。妊婦に対して早急に接種する推薦はとても安全なものであると感じている」と伝えている。

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