昨日は4,118人の新規陽性者が確認され、約5万9千件のPCR検査で陽性率は7%となった。全国には1,508人の入院患者、重症者920人、呼吸器付は224人となっている。死者は昨日だけで19人、累計で3,596人となっている。
また保健省によると南アフリカ変異種の感染者が15人確認され、このうちの5人は他の10人から感染したようだが、この変異種は感染速度が上昇しており、濃厚接触者約200人の検査もされている。ただし保健省では、変異種は感染率は高いがより重症化になることには関係性が無いように見られるとも伝えている。
また117人のイギリス変異種感染者が確認され、合計147人となった。6人は海外で感染したことは明確であり、ユダヤ教徒会衆内での感染拡大が現状を引き起こしていると考えられている。
ユーリー保健大臣によると、現在までに170万人以上が1回目のワクチンを接種し、昨日だけでも11万5千人が接種を受けた。金曜日から封鎖引締めが開始したが、保健省局長のヘジー教授によると、現在の感染状況では2週間以上封鎖が継続すると予想しているが、1か月以内に解除されると思われるとのこと。また封鎖解除の基準が決定していないが、1日の感染者数が1千人から2千人以内で、感染係数が1以下が保健省の目標であるとのこと。
また保健省と保険会社の代表者達が集まった金曜日夜の会議で、教育関係者に22万個のワクチンが提供されることが決定した。教育関係者達は保険会社治療所でワクチンを接種し、病院では受けられないこととなった。計画によると、封鎖解除数日前に教育関係者全員へのワクチン接種を終了し、その後段階的に学校が再開されることとなっている。
また今後のワクチン接種作戦も紹介され、60歳以上への接種が80%の目標を越えれば、1月17日から55歳から60歳までの接種が開始する。また来週イスラエルに140万個のワクチンが到着する予定とのこと。ネタニヤフ首相は、「生き返り」ワクチン作戦により、3月末までには16歳以上の国民全員がワクチンを接種することになり、4月の過越し祭では祖父母も含めて家族全員で食卓を囲むことが出来るであろうと語っている。