イギリスでも成功:接種者最高数、死亡者は急減少

 イスラエルが世界の接種国家となり、ワクチン接種が感染から脱出できる方法だと人類に希望を与えた後、イギリスからも楽観的なデータが出ている。英国の半分以上の大人が最低でも1回の接種を受け、それによってウイルスへの十分な免疫を最低でも与えることにより、死亡者数も急減少している。イギリスの今日の発表では、1日の接種者数が最高の84万4,285人となった。

 約6千6百万人の人口を持つイギリスは、12月に西洋諸国で最初に接種を開始した国であり、それ以来現在までに2千760万人以上が1回目の接種済みとなっている。イギリスのワクチン接種方法はイスラエルのものと違っている。1回目の接種を受けた全員の2回目のワクチンが保存されるイスラエルの方法に反しイギリスでは、2回目の接種が数週間遅れようが、まず出来る限りの人口に1回目の接種を与えることを優先し、可能な限り多くの市民に一部の免疫を与えることにしている。現在まで約220万人のイギリス人が2回の接種済みとなっている。

 イギリスの公式のデータによると、1日の死亡者数は33人のみで、10月以来の最低値となっている。比較として1月と2月にはイギリスで1日1千人以上が死亡していた。1日の新規感染者数も減少傾向となっている。今日は5,312人の新規陽性者数であった。「この途方もないチームワークは、英国の賜物だ」と、イギリスのマット保健大臣はツイッターでツイートした。

 コロナ禍でのイギリスに於ける感染者数と死亡者数はヨーロッパで最高であった。現在までの死亡者数は12万6,155人となっている。感染初期には政府に対し、封鎖を躊躇していることに強い非難が浴びせられ、世界のその他の政府機関と同様に、ボリス首相の内閣は現在でも規制支援者と反対者からの圧力に対応しているが、ワクチン接種作戦は世界のその他の大きな経済国よりとても迅速で成功している。

 イギリスワクチン接種作戦の成功話は、EUの27か国でのとても停滞した作戦と比較すると突出している。イギリスは去年EUから離脱した為に、EU内でのワクチン分配や条件に義務付けられておらず、独立した作戦を実施して猛然と突き進んでいる。しかしロンドン政府では、来月にはワクチン供給の困難でワクチン接種作戦に停滞が起きる恐れがあると警告している。この懸念は最近EUが、イギリスへヨーロッパの工場から輸出しているアストラゼネカ社のワクチン輸出を止めると脅していることに関連しており、約束した様にイギリスからEUへ一部ワクチンが届かないのが理由となっている。

 EUがイギリスへ送ることを防ぐと脅しているワクチン量は1千9百万回分で、今後数か月利用することをイギリスが予定していたワクチン全体量の20%に当たる。ブリュッセルではアストラゼネカ社がEUに対し、約束したワクチン供給量の3分の1しか供給していないことに激怒しており、それに反してイギリスに対する約束はしっかりと守っており、同国内での感染状況もとても良くなっている。イギリスへのワクチン輸出を禁止する可能性は、木曜日にもたれるEUリーダー達のサミット会議で話し合われる予定で、イギリスのデイリーメールによると、ドイツのメルケル首相とフランスのマカロン大統領も指示しているとのこと。

 イギリス政府はこれに対し、そのような対応は違法であると主張しており、アストラゼネカ社が同国に対する義務を果たしているのは、両者間の契約がしっかりとしたものであると強調している。「支払ったものを受け取っているだけであり、開発にも協力している」。アストラゼネカ社のワクチンは、オックスフォード大学も関与したスイスとイギリス両国の協力の実であり、ここ数か月間製薬会社もEUに対し、実行に移るのが早かったイギリスに反し、EUは契約を結んだのがとても遅かったと非難している。

 EU内の感染状況は良くない。木曜日にもたれるサミットは、連盟国の感染上昇により遠隔によって行われると正式に通知した。EUの27人のリーダー達は、今回EUのワクチン計画に関して話し合うために、面と向かって合うことを希望していたが、現時点では各国国内から画面を通じて話合うことを余儀なくされている。EUの外交官達は、直接会う代わりの遠隔操作による会議は、リーダー達が同じ部屋に入って話し合うより、会議を運営することを困難とし、仕事の効果も下がると証言している。

 現在変異株が暴れている国の一つはフランスで、先週週末はパリ地域やその他の地域の感染上昇により、最も厳しい制限が実施された。新しい制限により、日用必需品以外の全商店が閉鎖となったが、1日の殆どは市民は家に閉じこもる必要が無い。フランス政府ではこれらの規制を「制限された封鎖」と呼んでおり、以前よりかは緩和されている事を約束したが、多くのフランス市民は昨日と今日も、封鎖の制限方法は全く無意味で効果が無いとクレームしている。

 例えばフランス内務省は、封鎖に向けて特別に発行した申請書の必要性を中止し、自宅から10km以上離れることを希望する者が携帯する必要があった申請書だが、その申請書の内容が複雑すぎるとメディアが批判したためであった。その他の申請書で、市民が30km以上自宅から離れる時に携帯する申請書だが、今日は技術的な障害でインターネットでダウンロードできなかった。

 イタリアでは多くの地域で先週から実施した封鎖が継続しており、ローマやミラノも含まれているが、死亡者と感染者数は現在でも高い。イタリアは今日の死者が300人で、新規感染者は2万159人であったと発表し、昨日の死者401人と新規感染者2万3,832人と比べると減少しているが、病院に入院している患者数は少し上昇して400人増え、現在2万7,484人となった。現在までの死人は10万4,942人で、公式の累積感染者数は330万人以上となった。

 ドイツでは、メルケル首相が今月末に終了する予定であった、現在の規制延長を指示していると発表され、感染が拡大している為に4月後半までとされた。メルケル首相は明日、ドイツの各州のリーダー達と会議でこの問題について話し合う予定である。

 この1日でドイツでは1万3,733人の新規陽性者が判明し、99人が死亡した。ドイツでの死亡者数は7万4,664人であり、公式の累積感染者数は260万人以上となっている。

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