アポロ神が描かれている2千年前のスタンプがエルサレムで発見

 ダビデの町へ団体と自然国立公園局の援助でツーリーム・バレー国立公園で実施されている考古学土砂ろ過活動中に、最近2千年前のスタンプが発見され、そこにはギリシャの太陽神アポロの肖像が彫られていた。研究者達によると驚くような珍しい発見物であり、第二神殿時代のエルサレムの発掘では、今日までこのタイプのスタンプはたったの二個しか発見されていないとのこと。このスタンプ(ディンプル)は、多分指輪に埋め込まれていた西暦1世紀頃のものであり、濃い茶色のジャスパー・ストーンでできていて黄色、茶色、白色の層が残っている。

 小さいディンプルの形状は楕円形で、長さが13㎝、厚みは3㎜である。このディンプルは契約や手紙、商品か銭束のサインとして利用され、左を向いているアポロ神の頭が彫りこまれている。柱に似た広い首の上に長い髪の毛、大きな鼻、太い唇と小さい突出した顎がある。

 自営考古学者エリー氏、ショア教授とマルカ考古学者達によると、ギリシャ・ローマ文化の神様であるにも関わらず、アポロの肖像が描かれた指輪を付けていた人はユダヤ人であった可能性が高いとしている。「ユダヤ人人口があった場所で、アポロ神の肖像を付けたディンプル・スタンプを見つけるのは珍しいことだ」とエリー氏は語った。今日までこのタイプのスタンプは、マサダとエルサレムの展望山ユダヤ人墓地の石棺の中で見つかった2個だけだとのこと。「このディンプルを発見した時に、エルサレムでアポロ神が何故あるのか、何故ユダヤ人はこの異教の神の指輪を付けていたのか疑問が湧いてきた。我々の考えでは、宗教的な信仰心を表す崇拝目的としてこの指輪を付けていたのでは無く、アポロ神が象徴するエレメントの効果、光、純粋、健康と成功を呼び寄せたい気持ちがあったのが答えだと思う」と語っている。

 ショア教授は、同時代には太陽神アポロは中東で好まれた神の一人であったとのこと。「アポロ神の司る領域の中で太陽と光とのつながりが、当時のユダヤ人の世界観で光対闇のエレメントは非常に顕著であったため、当時のユダヤ人の一部を魅了していたと可能性がある。職人が神の髪に黄金色と薄茶色の層を残したという事実は、恐らくアポロ神の姿を光で表し、頭を覆っていたオーラの光を強調したいという願望を示している。」

 濃い色の石と頭髪の明るい黄色を選んだのは、ディンプルの作成者が光と闇の二分された側面を強調させるためであった可能性がある」とショア教授は語った。

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