アブマゼンがパレスチナ自治政府の総選挙を延期

 PLO首脳陣は昨夜(木曜日)、来月実施予定であったパレスチナ議会総選挙を延期すると発表した。ラマッラでの首脳陣会議では、アブマゼンがイスラエルを批判し、東エルサレムでの選挙許可を出さなかった為に阻止されたと演説した。ハマスを筆頭とした反対派はアブマゼンを批判し、エルサレム問題は総選挙中止への言い訳であり、統一政党で臨むハマスに対し、分裂したファタハが負ける懸念からだと考えている。

 アブマゼンは自分の演説にエルサレムと最近起きているパレスチナ人とイスラエルとの衝突に関しても語った。演説によると、イスラエルには東エルサレムでの選挙を許可するかを決定する政府が無いと伝えられたとのこと。「もしイスラエルがエルサレムでの選挙に同意すると言っていれば、総選挙は実施されていただろう。勝つものが勝つ」と語った。EUとアメリカに対しても批判し、アラブ諸国に関しても間接的に批判し、総選挙という木から降ろす梯子役になっていた。

 「暴力的な攻撃が入植者達とイスラエル政府からあった」とアブマゼンは批判し、最近のエルサレムで起きた衝突に関して語っている。「入植者達を支援し、援助し、駆り立て、アラブ人に死をと叫ばせながら好き勝手にさせた。統合されたエルサレムはイスラエルの首都ではない。東エルサレムは永遠にパレスチナの首都である。この目覚めはまだあり、我々が拒否したトランプやイスラエルの計画を不可能とさせることに心は満たされている」と語っている。「トランプは去り、彼の計画は全て歴史のゴミ箱に捨てられた。我々はエルサレムがパレスチナの永遠の首都だと言い続ける」。

 「ラマッラで実施されるようにエルサレムでも総選挙を行いたい。現在エルサレムで実施する同意がない。もしイスラエルがエルサレムで実施することを同意していれば、総選挙は起きていた。勝つものが勝つ。我々も民主主義であるということを強固なものとしたかった」と語っている。

 パレスチナ大統領は、1月に総選挙を実施すると発表した。総選挙はパレスチナ議会、パレスチナ大統領、パレスチナ民族評議会の3つの期間で徐々に行われる予定であった。パレスチナ議会への総選挙は5月22日に実施され、大統領選と評議会選は6月31日の予定であった。

 総選挙問題に関する緊張感により、ハマスは昨日のラマッラでの会合をボイコットし、イスラム聖戦も同様に行った。ハマスはエルサレムでの実施を可能とさせないイスラエルの拒否でパレスチナ議会総選挙を延期することは常時反対していた。ハマスではエルサレムがレッドラインであり、エルサレム無しではパレスチナ人は誰一人も総選挙実施に賛成しないと発表している。

 ハマスでは、エルサレムでの総選挙の日を、そこで総選挙を実施するパレスチナ人の要求をイスラエルへ強制させるパレスチナ人の闘争の記念日として定義し、総選挙の延期や中止には何一つ賛成しないと明確にしている。ハマスは他の団体に同様にすることを伝え、総選挙中止の責任をイスラエルから免除しないとも伝え、ハマスによるとパレスチナ人の権利はく奪にも責任があるとしている。

 ハマスでは、「イスラエルによって人権がはく奪され、我々の民族がエルサレムでイスラエルに強制した行為は、総選挙以上に重要なものでもある。エルアクサでの祈祷の再開などを我々の民族がダマスカス門で行ったことは愛国主義の賜物であり、エルサレムでの総選挙実施にも行わなければならない行動でもある」と伝えている。

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