アイアンドームが1発のミサイルを迎撃、もう1発はエシュコール地域で爆発

 ガザから発射されたミサイルが、昨夜22時半頃にイスラエルとの国境線付近に着弾し、警報がエシュコール自治体のキブツ・ニリームで作動した。それ以前にはシュデロット付近でもう1発のロケットがアイアンドームによって迎撃されている。シュデロット市在住の18歳の女性がショック症状、またシェルターに行く途中で倒れた21歳の男性が頭を負傷している。二人ともアシュケロン市ブラジライ病院で治療を受けた。

 昨夜は21時ちょっと前にもシュデロット市と付近の居住地で警報が作動し、住民はシェルターに避難した。迎撃による爆発音の報告がなされている。その1時間半後に再度警報が鳴り、それがキブツ・ニリームであった。零時前にガザからの発射が確認されたもう1発は、不発でガザ地区内に着弾している。その発射の結果、イェシュモンで警報が作動した。

 一昨日は数十発のミサイルがガザからイスラエルへ撃ち込まれた。イスラエル軍は昨日広大な地域にアイアンドーム部隊を展開し、エルサレムでの衝突によってミサイル攻撃が拡大すると懸念していた。

 ガザの情報筋によると、イスラエル軍はガザ中央部付近の国境線で照明弾を使用したとのこと。その理由は明確ではない。また国境付近にいた若者達に対して発砲があったと伝えている。同時にエルサレムのパレスチナアラブ人デモ隊を支援する印として、ガザ地区全体での行進が準備されている。ユダ・サマリア地方でもイスラエル軍との衝突が数か所で報告されており、その主なものはヘブロン、シケム南部のハワラとカランディア検問所となっている。

 現在までハマスはガザ周辺の居住地以外へのミサイル攻撃は抑制しており、国境付近にあるガザ周辺居住地のみに集中させているが、イスラエル軍ではイスラエル南部の他の地域にも拡大すると懸念している。現在国境線での治安ミッションにその他のガザ師団から部隊を増強するかは決定していない。緊張感の中でありながら、安息日中には市民、農家や訪問者の自由な行動が保持された。

 イスラエルは週末中に、ハマスとの関係を緩和させる為に外交ラインで動いていた。エルサレムでの自由な宗教活動を保持することに興味があり、悪化には興味がないと伝えている。このようなメッセージはヨルダン、エジプトと中東平和プロセス国連調整員であるトール氏にも伝えられた。ハマスでも悪化することに興味はなく、エルサレムでの衝突によって今回のミサイル攻撃が起きたと言及している。

 イスラエル軍では、エルサレムでの今晩の事件が今後のガザからのミサイル攻撃の継続、またユダ・サマリア地方の暴動の継続に関して決定的な影響を与えると想定している。その為に治安部隊、警察隊と国境警備隊の主な努力は、エルサレムと旧市街地域に集中し、エジプトとヨルダンのような国際機関との調整もされている。鎮火させる努力に反し、昨夜は数百人のアラブ人達が、エルサレム旧市街のダマスカス門付近で警察隊と衝突した。警察はスタングレネードと騎馬隊で対応した。

 同時に国境警備隊兵士達は、カランディア検問所付近の約100人の投石、火炎瓶や花火発射の暴動に対応した。兵士達は暴動鎮圧ツールを使用した。国境警備隊では、「検問所の日常業務を妨害することは可能とさせず、治安部隊はテロと暴動の防止活動を継続する」と伝えている。

 ネタニヤフ首相は昨日の午後、現状評価の会議を招集しベニー国防大臣、アミール国内治安大臣、アビーブ参謀長間、ナダブ国内諜報部局長、メイール国家安全保障局長、コービ警察長官やその他の上層部が参加した。この会議終了後にネタニヤフ首相は、「全てのシナリオに対応するよう指示した」と語っている。政府関係者は、「イスラエルは、ガザからのロケット攻撃には手厳しく対応する」と忠告している。

 ベニー国防大臣は、ガザ周辺居住地責任者委員会と話し合い、静寂さを取り戻すことに努力を注いでいると伝え、「もし静かにならないならば、ガザは社会的、経済的、治安的な大打撃を受け、その責任はハマスにある。相互の比較は相手にも明確だ。イスラエル軍は悪化の可能性にも対応している」と語った。

 ガザ周辺居住地自治体によると、今朝の学校の授業では、南部での悪化に関する生徒達との話し合いに時間を持つと伝えた。「現状に敏感な子供達を受け入れる用意はしている。教室内での話し合いを行って心の中にあるものを出させ、現状の理解を深めて困難に立ち向かえるツールを可能とさせる」と文部省と共に伝えた。

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