感染拡大が激増しており、二回目の封鎖後に初めて1日の新規陽性者数が2,500人を超えた。1日の新規陽性者数が2,500人を超えた場合には、大臣達の決定の一部として追加規制の「規制引締め」実施が予想されている。保健省の発表によると昨日の新規陽性者数は2,862人で陽性率は3.5%であり、過去最多となっている。PCR検査数は過去最多の8万1千件以上であった。現在感染者数は19,887人、入院患者数381人、呼吸器付138人、死者3,022人となっている。
先週政府閣議で、1日で2,500人以上の新規感染者又は感染係数が1.32以上の場合には、3週間の「規制引締め」が実施されることが決定した。この意味は、接待業の職種の封鎖、レッドとオレンジ・シティーでの幼稚園を除く教育機関の封鎖、また海外からの帰国者に対する規制も厳格化される。
一昨日に新規陽性者数が2,000人を超えて2,284人となった。新しい規制は、来週に予定されているイスラエルのワクチン接種オペレーション開始以前に実施されることが予想されている。一昨日のニュースによると、イスラエルが開発したワクチンは近日中に臨床実験の第二段階に移行し、生物学研究所によると検証対象に殆ど副作用はなかったとのこと。
ワクチン接種オペレーションは来週開始する予定であるが、保健省の関係筋によると1週間から10日後に「規制引締め」が実施されると予想している。また突然の変更がない限り、ネタニヤフ首相とユーリー保険大臣は安息日明けにワクチンを接種する。大統領のルーベン氏がワクチンを接種する希望を示しているが、同時に接種されるかどうかはまだ明確ではない。
昨日の保健省と病院院長達との会談で、来週日曜日から病院関係者達のワクチンが開始することが伝えられた。まだどの医療機関が選ばれたのかは名指しされていないが、各都市の中心的存在の病院であるシーバ、ソロッカ、イヒロブ、ハダッサ・エンカレム、ベーリンソンとラムバム病院と予想されている。
他の病院院長達はこの会談に於いて、自分達の従業員達への接種開始が遅くなってしまうことに関して保健省を強く批判した。ブラジライ、ウオルフソンとヒレル・ヤッフェ病院の院長達は、大手病院と同時にワクチン接種を開始するよう要求している。この会談の最後に保健省局長のヘジー医師は、2021年の最初の1/4期ではファイザー製のワクチンしかないという事を明確にした。
FDAが昨日実施した検査によると、モデルナ製のワクチンが最も有効的で安全性が高いと承認し、モデルナ社の研究者達がワクチンの効果性が94.1%、コロナの重症化防止が100%に達したデータを提示した後でもあった。同社は既に数百万個のワクチンを生産し世界中に配給している。木曜日にFDAの専門家委員会が最終的に承認する予定である。