三度目の封鎖解除と共に、ネゲブ砂漠北部のアネモネ祭である「ドローム・アドム」フェスティバルがタイミングよく開始し、コロナ規制に適応したオープンスペースでの開催となっている。「数度の封鎖と雨も降り、今年のアネモネの量は通常より多く、自然地区を訪問する人達を待ち望んでいる」と観光団体関係者は語った。
オリジナルの計画では、このフェスティバルは先週の木曜日に開催される予定であったが、封鎖のせいで3日間遅れの今日から開催した。メイン・イベントであるアネモネ・マーチングとアネモネ・マラソンは今年も催しされるが、例年とは少々違う形で行われる。1日で全員が同じ場所に集まらないよう、今年は何日か分けて行われ、参加者は事前に希望する日付と時間帯を選択しするので、自然がほぼ独り占めとなる。
今年は週中に開花場所に訪問することが推奨されており、道も混んでおらず現地も訪問者が少ない為、日曜日から水曜日までが最も楽しめやすく、色々なイベントや見学も50%の割引になっている。
今週は、ネゲブ砂漠北部の森林や野原で無料のガイド付き見学が実施され、ユダヤ国家基金や自然公園局のガイドが説明してくれる。見学は地域の開花場所や歴史的場所を訪問し、その場所の興味深い話や、地域住民が使用していた古代のツールなども見られるようになっている。他の見学コースでは息が止まるほどの自然の美しいポイントへ行き、それ以外にも夕日と夜の見学コースや農場見学コースなどがある。
シュデロット市で催される他の見学コースでは、町の歴史を学んだり、ハイム・ウリエルのショーや、レストラン試食見学コースなどもある。ラハット市でもベドウィンの文化を学ぶ見学があり、街中や市場を徒歩見学するコース、レストランコース、芸術コースやオープンハウス見学コースなどがある。
もし週中が仕事で忙しい人も問題ない。ショカダ・フォーレストでは、自然の中にRed Spaceと呼ばれるワーキングエリアが初めて設置された。とても静かな場所で、机やマットレスシート、クッション、コーヒーメーカーやWiFiも利用者用に用意され、自然の中で景色を見ながらの仕事の効果性を感じると思われる。事前にHPで予約必要あり。
また今年は、空中からの新しいアトラクションも2種類ある。アネモネのカーペット、農場や果樹園を「Fly Away」の気球で飛んだり、スデー・テイマンの「スカイ・ケフ」とのパラシュート降下だ。それ以外にもフェスティバルでは、農場見学、イチゴや野菜の収穫体験、自転車旅行、歴史見学、アート教室、ホームステイ、ダチョウ農場、宝探し、香辛料の迷路、亜熱帯果物の果樹園、肉教室等様々な活動があるが、全て事前予約の必要がある。
まだレストランは再開していないがテイクアウトは可能であり、様々な場所で訪問者にピクニックのバスケットが待っている。チーズが入ったイエメン料理、パンとスモークビーフと野菜サラダなど。自分の好きなバスケットを選んで旅行に出発できる。フェスティバルは2月28日まで、詳細は上記のHPで。