文化・生活

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 イスラエルに来る前は、砂漠にテント生活しながらアラブ人と戦争している国という印象しかありませんでした。ベングリオン空港に着陸する時にテルアビブの上空をゆっくりと降下していくときに、想像していたよりたくさんの緑と普通の町があるのを窓越しに見た時には驚きました。

 当時は午後はシエスタがあってお店は閉まるし、週末は安息日の為にすべてのお店はもちろん公共施設や公共機関のバスまでストップしてしまい、閉店時間ギリギリだと入口で追い返される始末で、全く売る気のない商売下手な国民だと憤慨しながらも閉口していたのを覚えています。

 当時は映画館やバスの中でも平気で喫煙していましたし、列の横入りなんて日常茶飯事。バスが来ると一斉に入口に殺到するから誰も入れないなんて光景はどこでもありました。話し方も怒鳴っているので喧嘩しているのかと思ったら普通の会話だったなんてのも当たり前。

 そんな騒々しい国民でしたが、まだまだこれから国づくりをしようと頑張っている元気な人達であり、貧しいながらでも困った人には必ず手を差し出す人柄に心惹かれたのがこの国に残った理由の一つでもあります。

 キブツ、軍隊、戦争、インティファーダなど、日本では経験できなかったことを経て、イスラエル人と口論しても負けないくらいの一市民となりました。イスラエルの格言で「恥ずかしがり屋は何も学ばない」とあるように、とにかく自分というものを出さないと生きていけない環境であり、周りがアラブ諸国に囲まれている状況では仕方がないことなのだと、日本との大きな違いを理解できました。

 90年代のソ連崩壊とともにロシア系ユダヤ人が帰還し、ITやミサイル工学などの大きな発展をもたらせ、世界でも最先端を行く技術を持ったスタートアップが多い国としても有名です。

 国は小さいですが砂漠の農業も世界の最先端をいっており、自給率は90%なので新鮮な野菜や果物が沢山あります。こんな戦争が多い国なのに男性の平均寿命は世界でもトップレベルなのは食べ物のお陰かもしれません。

 ユダヤ人は世界で1千4百万人ほどしかおりませんが、ノーベル賞受賞者の数は12%と高く、デジタルプリンターを世界で最初に発明したのもイスラエル企業です。ダイヤモンド研磨産業は世界でも一位、迫害の時にすぐに持って逃げられる高価なものを探してたどり着いた産業だったのです。

 今は残念ながら引退してしまったズービン・メータ氏率いるイスラエルフィルハーモニーも世界で有名ですし、12部族を表したシャガールのステンドグラスも見ものです。

 パレスチナやアラブ諸国問題も抱えながらまだまだ前途多難な国でもありますが、小さい国ながらも大きな可能性を秘めた国、自分の夢が叶う国、それがイスラエルだと思っています。

 日本ではあまり印象が良くないイスラエルですが、「百聞は一見に如かず」。皆様も是非イスラエルにお越しになられて、この国で色々なことを学び、本当の姿を肌で感じて頂けたらと思います。

​イスラエル

 

1948年5月14日建国

人口:約929万1千人(2020年12月現在)

   エルサレム約94万人

   テルアビブ約45万人

   ハイファ約29万人

面積:約2万2千平方キロメートル

公用語:ヘブライ語

通貨:シケル(1NIS=約¥30)
GDP:約4万ドル(1人当たり)

熱気球 - ピンク
パイナップルのアイコン - イエロー
包まれたギフト
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